6月12日朝日新聞の天声人語の冒頭に書かれていた言葉です。
ジョカーレの意味は「遊び」・・・サッカーは「遊び」、 ジョカーレの子どもたちは「学ぶ」ことができているのかな、と自問することがこれまで何度もありました。
-天声人語(朝日新聞)より抜粋-
遊ぶと学ぶは同じこと。といえばはてと首をひねる方もいるだろう。「伝説の国語教師」と呼ばれ、一昨年に101歳で亡くなった橋本武さんの言葉である。「遊び感覚で学ぶ」ことの大切さを説いた。
教科書を用いず、中勘助の小説『銀の匙』(ぎんのさじ)1冊を中学3年間かけて精読する授業で知られた。ガリ版刷りの自作の教材を配る。作品に桃の節句が出てくれば、端午の節句や七夕にも説き及ぶ。大きく「横道にそれる」教え方だった。
本文に登場する駄菓子の食べ比べをしたり、凧を作って揚げたりの授業。自分の興味を自分で引き出し、自分でどんどん掘り下げる。自分で調べて見つけたことは「一生の財産」、という信念を貫いた。
橋本さんの至言 「すぐ役立つことは、すぐ役立たなくなる」
橋本武さんの名言集より
ジョカーレの意味は「遊び」・・・サッカーは「遊び」、 ジョカーレの子どもたちは「学ぶ」ことができているのかな、と自問することがこれまで何度もありました。
-天声人語(朝日新聞)より抜粋-
遊ぶと学ぶは同じこと。といえばはてと首をひねる方もいるだろう。「伝説の国語教師」と呼ばれ、一昨年に101歳で亡くなった橋本武さんの言葉である。「遊び感覚で学ぶ」ことの大切さを説いた。
教科書を用いず、中勘助の小説『銀の匙』(ぎんのさじ)1冊を中学3年間かけて精読する授業で知られた。ガリ版刷りの自作の教材を配る。作品に桃の節句が出てくれば、端午の節句や七夕にも説き及ぶ。大きく「横道にそれる」教え方だった。
本文に登場する駄菓子の食べ比べをしたり、凧を作って揚げたりの授業。自分の興味を自分で引き出し、自分でどんどん掘り下げる。自分で調べて見つけたことは「一生の財産」、という信念を貫いた。
橋本さんの至言 「すぐ役立つことは、すぐ役立たなくなる」
橋本武さんの名言集より
今の日本は、横道にそれることが
許されない社会かもしれません。
与えられた目標に向かって
まっしぐらに走る。
結果を出すことだけを
追いかけている。
いかに早く結果にたどり着くか。
もちろんそれも重要なことでしょう。
でもそれだけでは
人生は色あせてしまう。
生徒たちの最終目標は、
いい大学に合格すること
ではありません。
そんなものは
単なる結果に過ぎない。
大切なことは、
人生を生きていくために必要となる
「考える力」を養うことです。
そして、人生の横道には、
キラキラと輝く宝物が
たくさん落ちていることを
知ることだと私は思うのです。
幸福観というのは人それぞれです。
お金に幸せを感じる人もいれば、
世間的な評価こそが幸福
と感じる人もいる。
それは歩いている道が違うのですから、
そこに落ちている幸福の種が違うのも
当然のことです。
隣の道など気にしないで、
自分が歩いている道の中に
幸せを探すことです。
人生は誰かと比べたり
競争したりするものではありません。
自分に与えられた大きな波に乗って、
したいことをすればいい。
「これを言ってもいいか。
これをしてもいいか。
それによって相手はどう感じるだろうか。
そういうことを
一瞬でもいいから考えなさい」。
これは私が生徒たちに
必ず言ってきた言葉です。
この気持を忘れてしまうと、
人間はとても傲慢な生き物に
なり下がってしまう。
「したいことをする」。
それはとても
素晴らしい生き方です。
そんな自由な社会であることは
喜ぶべきことです。
しかし「したいことをする」ことと
「やりたい放題やる」ことは
まったく違う。
「したいこと」の質が問われている。
今はそういう時代かもしれません。
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